出版書籍 | うぷあざ棟梁の趣味工房

ダンボールクラフターのうぷあざ棟梁です。

ニコニコ動画にて告知動画を投稿しましたとおり、
9/2に「7日間でできる世界一美しいダンボールクラフト」というダンボール工作本を発売開始しました！しかもKADOKAWAから！！

著：うぷあざ棟梁

自分で言うのも変なんですが、なかなか無い本なんですよ。

ダンボール工作本の中ではかなり細かい部類で、ミリ単位の精度で部品を切り、組み合わせて作品にしていくものなんです。型紙が付属していて、型紙をダンボールに当てて切る作業をするのですが、ダンボールの厚みが2種類あり、さらに片面ダンボールやライナー（ダンボールの表面を剥がした紙）を指定しており、もはや大人向けと言って良い本格的なクラフト本となっております。

ここまで細かいダンボールクラフト本は、本当に無いと思います。
4作品を収録していますが、一辺倒にならないよう、4作品にはそれぞれ個性を持たせております。

・ブタの貯金箱（初級編）
夏休みの工作の定番で、小学生向け……と思いきや、ダンボールの断面をライナーで1枚1枚隠す細か～い地道な作業を繰り返し行い、初級編から心を折りに来ます。
でも、この細かい作業のおかげでパッと見ダンボールに見えないクオリティとなります。

・ピアノ型ペン立て
オシャレで実用的な作品を作りたくて！
昔ピアノを習っていたことがあり、思い出しながら設計しました。
ピアノ、ダンボール工作、実用性……自分の属性と要件を組み合わせたらこうなりました。
フタが開閉する機構もダンボールで作れるところがこだわりです。
ダンボールで箱っぽい形というと、本当にダンボール箱になってしまいますので、ただの角ばった印象を与えないよう、随所に曲面を取り入れたデザインとなっています。

・竹細工風あみカゴ
「箱を切って編んで箱にする」という一見謎な作品ですが……綺麗でしょう？
1.5mm厚という、薄いダンボールを使うことで、ダンボールながらもスマートな印象となっております。デザインについてはKADOKAWAの編集さんが協力して頂きまして、一人では完成し得なかった作品です。

・法起寺三重塔
4作品の中ではかなり異質ですが、むしろ僕の作品として見ると一番しっくりくる作品ですね。私はニコニコ動画では「ダンボール建築の人」という呼ばれ方をしており、ダンボールで建築模型を作ることがよくあります。
法隆寺五重塔を作った事があり、今回の収録作品を設計するにあたり、昔を思い出しつつも改良しながら設計することができました。

さて、以上の4作品。1つ7日間でできるように設計しました。
難しい法起寺三重塔も7日でできます。私が試作（法起寺建立RTA）を行ったところ、4日でできました。それだけ手順を工夫し、型紙による作業軽減も行っています。

型紙は直接本に収録しているもので、切り抜いた型紙をダンボールに当ててシャーペン等でなぞって使います。こうすることで、簡単に精密な部品を作ることができます。切り出した部品を本の手順に沿って組み立てると、作品が仕上がります。

そしてこちらの本、推薦文に、なんとあの工作界の大御所、超有名人の…！！
ワクワクさんこと「久保田雅人さん」が書いて下さりました！！

ワクワクさんにコメントを入れて頂いた帯が私の本につきます！

これ、現実なんですよ…！！嬉しすぎる！！

子供の頃からあこがれのワクワクさんに推薦文を書いて頂けるなんて、本当に私は幸せです。
これだけで本を出した甲斐がありましたよ…(まだ予約段階なんですが)
自分の本に、憧れの人の帯が付く。こんな嬉しい事、人生でそう経験できることではないと思います。嬉しい、ただその一言です。

他には、過去の作品紹介コーナーや、今回の4作品に仕上がった経緯を紹介したりといった、読み物としても楽しめる内容もたくさんあります。編集さんとのバトル…もとい議論を対話形式で紹介するページが、個人的にはお気に入りです。製造と企画の言い争いに見覚えのある方なら、フフフとなること間違いなしです(笑)

さて、以上、書籍の告知記事でした。
9/2現在、好評販売中です！。

https://www.amazon.co.jp/dp/4046048352/

型紙を切り抜く都合上、紙の本をオススメ致します。厚みがしっかりとあって型紙としてキッチリ仕事をしてくれます。
電子書籍版は自分でPDFをダウンロードし、厚紙を用意して印刷しなければならず、人によっては割高になるかもしれません。単純に読み物として欲しいという方には良いかもしれません。