ダンボール「三線」製作記録
三線の製作記録を綴っていこうと思います。作品が完成してから2年以上経ってからの記録になりますが、当時の思いなどを入れつつ紹介していきたいと思います。
発表日 :2015年5月30日
製作期間 :2ヶ月
材料費 :約2000円
素材 :ダンボール、接着剤、弦(既製品)
高さ :約9cm
幅 :約19cm
長さ :約80cm
諸元
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製作に至った経緯
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楽器を作りたい!
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「うぷあざ棟梁」アカウントに合う、伝統的な何かが欲しい!
演奏動画を見たり、ネットで活動する和楽器奏者の方々の活躍を応援したりと、楽器の演奏が私の当時のマイブーム的な感じでした。以前から演奏したり、または演奏動画を投稿したりと、音楽にそこそこ縁のある生活を送っておりましたが、いよいよ自分もという感じで製作に至りました。
実を言うと、私のダンボール動画投稿デビューは2012年ですが、動画投稿デビュー自体は2010年です。その最初の内容はピアノ演奏動画でした。”「宇宙戦艦ヤマト」ピアノで弾いてみた。” というタイトルでYoutubeに投稿していたもので、当時5万再生くらいは行っていたと思います。現在はアカウント移行のためアカウントごと削除してしまいましたが、ニコニコ動画の方に再度アップロードしなおしております。
また、ダンボールと楽器を組み合わせた動画も作成しています。ダンボール作品初投稿動画「守礼門」の一番最初のBGM「らきすた」や「てってってー(通称)」は、私が三線を弾いて録音したものを編集して使用しています。これ以外にも、ダンボールファミコンやダンボールゲームボーイアドバンスのBGMをピアノで弾いたり、ロストワンの号哭を三線で弾いたりするなど、演奏動画も積極的に上げています。
以上のような経緯で、もともと音楽に関心があり、いつかは楽器を作りたいという思いはずっとありました。
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製作開始
実寸大で製作するので、まずは実物を採寸します。ダンボールを切り出し、重ねて強度が出るよう強力に接着します。
まずは棹の製作から。
側面から見た三線の棹の形に切り抜く
重ねた状態。ここからカッターやヤスリで削っていく
歪みを微調整しつつ削る。
ダンボールの表面を剥がした紙を貼る。
続いて胴。
ダンボールを重ね、さらに表面を装飾する。
猿尾を通す穴をあける。
カラクイを通す穴をあける。その他の細かい部品を製作。カラクイ、駒、唄口、ティーガー等々。
駒の製作。最後に組み立てる。
ティーガーを結ぶ。
カラクイを組み付ける
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完成
天から。
全景
胴。
カラクイ周り。
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まとめ
皮にあたる部分はダンボールなので、当然張っているのではなく、貼っているだけです。三線のような響く音とは程遠いこもった音となっており、あまり良い音とは言えません。しかしこれはこれで、趣のある音とも言えるのではないでしょうか?趣のある…なんて便利な言葉でしょう!(笑)
とは言え、楽器作りの醍醐味は、完成するまでどんな音が鳴るのか分からないことや、演奏してただの音を音楽に変える事が出来たときの喜びでしょう。音が鳴った瞬間、とても嬉しくて何度も弦を弾いてましたよ。
今回の動画も、やはりと言いますか、演奏や撮影・編集などの面でこだわっております。ぜひぜひ、何卒、動画の方も宜しくお願い致します。
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関連リンク
例によって撮影や録音、編集を頑張りました!お面を被った状態での三線演奏は、かなりしんどかったです。ロストワンの時にも同じことを言ってたような気がしますが、人間時間が経つとその時の苦労などすっかり忘れてしまうものです。そして同じ苦労を繰り返す…あきさみよー。