ダンボール「屋形船」製作記録
屋形船の製作記録を綴っていこうと思います。作品が完成してから2年以上経ってからの記録になりますが、当時の思いなどを入れつつ紹介していきたいと思います。
発表日 :2015年1月9日
製作期間 :2か月
材料費 : 6000円
素材 :ダンボール、接着剤、タミヤ水中モーター、電子部品、ウレタン塗料
長さ :約36cm
幅 :約9cm
高さ :約9cm
諸元
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コンセプト
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水を克服したい!
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曲線をうまく作れるようになりたい!
大変昔になりますが、TVチャンピオンという番組があり、ダンボール王選手権なるものが開催されておりました。その決勝戦ではダンボールで作った船を水に浮かべるという競技内容で、幼心にすごーい!と思ったものです。ダンボールは水を克服できるのか?それが今回のテーマです。
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製作開始
屋形船の実物の写真を見ながら、オリジナルのデザインを作っていきます。スペースの制約や推進力の問題で、実物よりもだいぶ幅が狭く全長も短いため、背が高いデザインとなりました。
図はこれだけしか残っていませんでした。すみません。
材料の切り出し
丸めたダンボールの角を取り、更に丸めたダンボールで挟んで提灯にします。
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造形の完成
屋形船(耐水前)
後ろから。
nice boat.
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耐水加工&ラジコン化
ラジコン化するにあたり、耐水加工とラジコンの構造には注意を払いました。紙であるダンボールを水に浮かべる訳ですから、防水は必須です。今回は次の3つの工夫をしました。
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ダンボールの波の部分を全て隠す →水がダンボールの隙間に浸透しないように!
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ウレタン塗料で表面を保護 →水を弾いてダンボール船を可能に!
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電池とモーターをダンボール船の外へ →構造をまとめて簡単に!
特に3は、もしダンボール船の中にモーター等の機構を入れてしまうと、ダンボール船にフタの開閉ギミックを備え付けなければならず、浸水のリスクにもなってしまいます。今回は水中モーターを使い、船体とモーター・電池を切り離しました。
テカテカ&魚雷のような水中モーター×3
前浜ビーチを航走するダンボール屋形船
これらの対策・設計により、ダンボール屋形船はラジコンとして無事に航海をすることができました。
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動画について
今回の動画…かなり頑張りました!完成品の撮影から海での撮影まで、大変に苦労しました。初めて他の人に手伝ってもらったりして、何とか完成させました。(だから絶対見てね!!)
★nice boat.
ニコニコで船と言ったらこのネタをやらないといけませんよね??nice boat.本編(?)の映像と合わせるために何度もリテイクしました。nice boat.のシーンだけで撮影に1時間はかかってます。良い角度でカメラをパンするのが難しく本当に苦労しました。カメラを持って無理な姿勢をしたせいで足がつったりして痛かったです。
★ロケ地:宮古島前浜ビーチ、砂山ビーチ、荷川取漁港
船を浮かべると言ったら、もう海しかないですね。最初は撮影係をお願いした弟と一緒に砂山ビーチに行きましたが、波が荒く結構な頻度で座礁しました。動画最後のNGシーンのほとんどはこの砂山ビーチでの撮影です。ものすごく楽しかったのですが、座礁シーンばかりでは絵的に残念なので、波の穏やかな荷川取漁港でも撮影することにしました。湾内という事で波は穏やかでしたが、あーさ(海藻)が絡まることや海の色が微妙な事もあり、動画内では一部映像しか使っていません。更に日を改め、与那覇前浜でも撮影してきました。こちらは波も穏やかで景色も綺麗ということで、動画内でもこの時の映像がたくさん使われています。撮影の半分くらいは母に任せ、私はラジコン操作をしていました。
余談ですが、この水中撮影を行うために水中カメラを購入しております。出費もかさみ、作品以上に手間も費用もかけているため、何が言いたいかと言いますと、動画見てください!!
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まとめ
作品に関しては、曲面の練習と水の克服という観点で製作し、両方とも達成できました。今後の作品にも幅を持たせることができるでしょう。
動画に関しては、初の野外ロケとのことで機材や人手等の今までにない要素が入り、大変ではありましたがとても楽しく撮影できました。今後もこういう動画を作ってみたいと考えておりますので、動画見てください(3度目)。
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関連リンク
今回の動画は某刀剣擬人化ゲームの雰囲気を意識した作りになっております。ゲーム色一辺倒だとゲームを知らない方が楽しめないと思いましたので、あからさまな表現は控えるように編集しました。